
肌老化に加担する悪者を退治すべく、前回は「乾燥」に対する対策をお伝えしてきました。今日は、その悪者の仲間「紫外線」について書いてゆきます。
シミ・シワ・たるみなどの肌老化の原因は、
乾燥だけによるものだと思っていませんか。『光老化』と言われるように、
紫外線は肌老化の原因のおよそ65%も占めるのです。
肌の3層のしくみはご存知でしょうか。3層のうち、肌の一番上にある表皮は外的刺激から肌を守っています。
肌のしくみについての記事
⇒ 肌のしくみを知れば美肌に近づく表皮は潤いを保ちながら、すこやかな美肌作ろうとしてくれています。その表皮の一番下の基底層という部分にメラノサイトという細胞があるのです。
太陽を浴びると、紫外線の刺激でメラノサイトへ指令が届き、メラニン色素が生成されます。肌を守るために、メラニン色素が紫外線を吸収しているのですね。
紫外線が表皮・真皮・メラノサイトにもたらす影響をもう少し詳しく書いてみます。
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太陽光線は、目に見える光「可視光線」が50%と、目に見えない光「紫外線」が5%・残りが「赤外線」となっています。
可視光線はまぶしくて、赤外線は温かさ・暑さを感じますが、紫外線は何も感じなく浴びているという実感がありません。紫外線のダメージは、知らない間にジリジリ・じわじわと積み重なっているのです。
仮に紫外線を浴びてしまっても、通常はメラニン色素が肌を守ってくれて、その後ターンオーバーによって出ていくようになっています。
ターンオーバーについてはこちら
⇒ 知りたかった肌荒れの原因とは美白化粧品と言われるものに配合されている美白成分は、このメラニン色素の産生を抑える働きがあります。
しかし、繰り返し大量に紫外線を浴びていると、メラノサイトの数が増えて表皮が厚くなっていき、
シミができてしまうというわけ。シミやソバカスなどの色素沈着を誘発するのですね。
又、紫外線が真皮まで到達してしまうと、肌のハリを保つコラーゲンが変性したり劣化したりして、弾力が失われます。そうなると、
たるみや
シワができてしまい、アラフィフにとっては最悪。
このように、紫外線は50代が最も気になっているシミ・シワ・たるみの最大の原因というわけです。
しかも恐ろしいことに、紫外線ダメージによって細胞のDNAまでが傷つくこともあります。肌そのものの構造まで変性して、シミができてしまう大きな原因となっていき、がん化することも。
紫外線から肌を守るために作られる物質メラニンは、私達の味方です。しかし、過剰に作られてしまうと沈着してシミになってしまうと言う、いかにも皮肉なことになってしまいます。
メラニンを援護するわけではありませんが、いつも頑張ってくれているメラニンをシミの原因だと厄介者にしてばかりだと可哀想ですね。
普段からメラニンにお世話にならなくてもすむように、日焼け対策を万全に行ない、冬でも曇りでも一年を通して紫外線に気を付けていうくようにしたいものです。
油断せず常に肌をガードして、美肌をキープするため、悪者「紫外線」に立ち向かっていきましょう。
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