
昨日からの暑さで、夜もエアコンなしでは眠られないほどでしたよね。
医療事務の仕事をしている私は、ほぼ一日エアコンのきいた室内で仕事をしているわけです。

汗もかかず快適ではあるのですが、このエアコンってすごく乾燥するのです。
涼しい部屋の中に置いている濡れ布巾も、カラカラになってはいませんか。
冬ほどカサツキは感じていなくても乾燥肌になっているのです。
そして、乾燥は肌のたるみやシワに大きく関係してくるのです。
乾燥肌の肌は、表面がスカスカした状態でバリア機能が壊れている状態です。
美しい肌とは潤っている肌というのが美肌の原点です。
保湿こそがスキンケアの基本、最も重要なお手入れ法なのです。
では、保湿ってどうすれば良いのでしょうか。
詳しくお話ししますね。
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乾燥肌の人は、バリア機能が壊れて肌のターンオーバーが早くなっているのです。
皮膚は、
表皮と真皮・皮下組織の三層構造からなっています。
その
表皮の一番下にある基底層で新しい細胞が作られ、有棘層・ 顆粒層・角層へと順番にどんどん表面に向けて上がっていき、最後に垢となって剥がれ落ちます。
これがターンオーバーという肌の新陳代謝です。
肌のしくみについての過去記事はこちら
⇒ 肌のしくみを知れば美肌に近づく ターンオーバーについてはこちらの記事
⇒ 知りたかった肌荒れの原因とは バリア機能が壊れて肌の表面を守ることができなくなると、外界からの刺激を受けやすくなります。
そうすると、バリア機能を修復するため新しい細胞を作るように基底層に指令が飛ぶのですね。
その命令によって、基底層では細胞増殖のスピードが通常よりも速くなり、まだ十分ではない細胞ができてしまいます。
不完全なまま作られた細胞は十分に成熟されていない状態で、有棘層・ 顆粒層・角質層(角層)へとどんどん順番に上がっていくのです。
大きさも形も不揃いでスカスカな状態な表皮では、ますます外部からの刺激が奥へ奥へと伝わってしまいますよね。
そして、さらに細胞を速く作るシグナルを基底層に送るという繰り返しで、ずっと乾燥肌が続いてしまいます。
美肌には欠かせない保湿こそが、乾燥を防御するには重要です。
保湿とは、水分を補うのではなく、肌の内側から水分が出ていくのをおさえることが大切です。
角質層がポイントで、ここに潤いを保つことがみずみずしい肌をキープできるのです。
肌の表面に膜を張る・角層の内部に働きかけ潤いを保つということですね。
まず、表面に膜を張るということ、皮脂膜が必要だということです。
角層内部へのアプローチは、アミノ酸や尿素等の物質が含まれているNMF(天然保湿因子)が水分を抱え込んでいるので、このようなケア商品を選びます。
また、角質と角質の間を満たしている角質細胞間脂質には、セラミドという脂質が多くを占めているので、それと同じような成分を含んだ化粧品を使用することです。
皮膚科の先生がよく処方される保湿剤にも、その効き方はそれぞれ成分によって違うらしいです。
保湿の成分とは、尿素・ワセリン・ヘパリン類似物質の3つです。
尿素やワセリンはお聞きになったことがあると思いますが、肌の表面で作用します。
ヘパリン類似物は肌の奥まで浸透してバリア機能を修復します。

乾燥肌に効くとして私が愛用しているヒルドイドローションは、このヘパリン類似物質なのですね。
乾燥肌を根本から治す成分とも言われ、ヘパリン類似物質という処方薬は角層の下の肌の奥まで浸透・修復するので、うちの患者さんからも人気の薬剤です。
刺激も少なく、全身どこでもOK。
赤ちゃんから高齢者まで誰でも使えます。
保湿なくして美肌はないのですね。
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